20歳で芸能界に憧れ3ヶ月で10キロダイエットして拒食症になった話

「痩せてはじめて、やっとみんなと同じになれた」と思った。

千葉県君津市っていう田舎で育った私は、
とにかく都会の東京に憧れていた。

私の夢は歌手になること。
バンドをやってたお父さんの影響だった。

小学4年生の時にテレビでモーニング娘。を見て、
「オーディションを受けたい!!」と親に懇願したけど、
東京まで通えないからダメ!と却下されて以来
『東京に行けば夢が叶う』って本気で思ってた。

2010年に青学の短大(通称青タン)に入って、
ついに始まった憧れの東京ライフ。

そんな中で感じたのは、
みんな可愛くて痩せていてうらやましい、、ということ。


当時は読者モデルが全盛期。
青タンの同級生は8割が読者モデルと言われていて、
みんな雑誌のスナップに出てたり、
モデルやってたりする子ばかり。

チョキチョキや青文字系の雑誌を開くと
友達がふつうに載っているという異常事態w

私は歌手になりたい、という夢があるにも関わらず、
親からは仕送りがなかったためバイトばっかりしていた。

なのにみんなは親がお金持ちでバイトなんかしてなくて、
時間があって、可愛くて細くて、
そりゃみんなスカウトされるよな〜って内心嫉妬してた。
(そう言う問題じゃない、今思えば)

” 私だって痩せて休日に原宿に行けば声がかかる” と思ってた。

当時の私は身長160センチ、59キロ。
痩せないと友達の隣に写真で映るのがはずかしい。

友達といてもコンプレックスに苛まれるようになり、
なんでこんなに可愛い子たちが友達でいてくれるんだろう?とすら思っていた。

このままじゃどうにもならない、
何かを変えなきゃ!と思ったわたしは

芸能の養成所に入学金70万円を支払い入学。

飲食店はバイト代が安かったので、
バイト代が高いガールズバーで働いてなんとか払った。

そこで養成所の人に言われたのは

「女の子は痩せたら仕事くるから、まず痩せなきゃね」

という一言。

そこから私の本気のダイエットが始まった。
ダイエットのやり方はシンプル!
食べないことだった。

1日の総カロリーを800キロカロリーに制限。
成人女性の平均は2000キロカロリー。
強引に半分以下にした。

朝は食べない、
または優香のグリーンスムージーダイエットが流行っていたからスムージー。
昼はお金なかったから子供用サイズのお弁当箱、
夜は食べない。

飲み物はお水、お茶か、ブラックコーヒー

以上。

食事制限以外も
半身浴1時間したり、ウォーキングをしたり、
徹底してた。

そうすると3ヶ月でみるみる痩せていった。

その時私は、

「食べなきゃ痩せるんだ!嬉しい!!」

と思った。

さらに、綺麗になりたいと思ってエステにもモニターで行ってみた。

そしたらエステのお姉さんに、

芸能やってる子たちは食べてないよ

って言われて、
そうか、そもそも私は食べ過ぎなのか、
と思ってどんどんエスカレートしていった。

体重が落ちると、うれしかった。

みんなから「痩せて可愛くなったね!」と言われるから。

もっと落とさなきゃ、もっと痩せなきゃ。

ファッションも楽しくなってくる。

太ってるから似合わないと思っていた服が、
どんどん着れるようになって、
自分に自信がついて、
人に見せたくなってくる。
露出も高くなってくる。

これで夢に近づけてる!

私は有頂天になっていった。。。

そして、、、
気づいたら生理が止まっていた。

後半へ続くw

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